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column 2014.4.7
 
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「BARAIROフェスティバルかのや2014」レポート
満崎千鶴(鹿児島R不動産/Nuff Craft 株式会社)
 

大隅半島の鹿屋で開催された「BARAIROフェスティバルかのや2014」に、鹿児島R不動産が参加してきました!

シャッター商店街にかつての賑わいが戻った2日間。楽器隊の音楽もイベントを盛り上げました。

2014年3月8日(土)・9日(日)に、鹿屋市の北田商店街、リナシティ鹿屋、鹿屋市文化会館の3会場で開催された「BARAIROフェスティバルかのや2014」。普段は人通りの少ない商店街に人や店を集めて街の再生へとつなげることを目的としており、前身のイベントも含めると今回で7回目を数えます。

メインイベントとなったのは、商店街の空き店舗に雑貨屋やクラフトマン、建築家、デザイナーなど50組以上を集めた「デザインマーケット」。鹿児島R不動産は元パチンコ店の一画にブースを設け、活動内容の発表の場とさせていただきました。デザインマーケットに不動産屋、という不思議な組み合わせも手伝ってか多くの人が足を止めてくださり、熱心に展示を見てくれていました。日頃ウェブサイトで活動している私たちにとって一般のみなさんと顔を合わせてお話をするのはとても新鮮で、「縁側がある家っていいよね」「自由に手が加えられる賃貸があれば」などの生の声も聞くことができました。

空き物件に県内外の雑貨店のセレクトや、地元のデザイン事務所、建築家、農家などのブースが登場。活版印刷や革小物などのワークショップもあり、多くの人が行き交っていました。

鹿児島R不動産のブース。

もう一つお手伝いさせていただいたのが、ブルースタジオの大島芳彦さんと東京R不動産の吉里裕也をゲストスピーカーに迎えたトークショー「ストックを活用するリノベーションと街づくり」。大島さんはこれまでにブルースタジオが手掛けた事例を紹介し、「不動産の価値の本質は建物ではなく、その建物に関係する人、街、時間(歴史)にまで想いを巡らせることで見えてくるもの。既存環境を編集することがリノベーションの本質である」と話されました。

続く東京R不動産・ディレクターの吉里は、都市部とローカルそれぞれのストックの活用事例に関する話を展開。はじめに東京のかつての問屋街が変化した「CETエリア」の話を取り上げ、1つの空きビルにギャラリーやショップが入居したことをきっかけに、その動きに共感する人たちが集まり始め、「点」から「線」へ、「線」から「面」へと、エリア全体の空気が変化していく様子を伝えました。ローカルの面白さを伝える事例としては他に、「房総R不動産」で実施したトライアルステイの試みをご紹介。田舎暮らしを検討している人に期間限定で空き家を提供し、そこでの生活を試してもらうこの取組みは各地に拡大中で、「『BARAIROフェスティバルかのや』のコンテンツとして、鹿屋トライアルステイを試しにやってみるのも面白いかも」というアイデアも飛び出しました。

ブルースタジオ・大島芳彦さん(左)、東京R不動産・吉里裕也。

さて、ここまでの話はあくまで鹿児島の外で起こったこと。では鹿児島はどうなんだ? ということで私たちの出番です。鹿児島R不動産は、イベントに先立って北田商店街の空き物件を巡っていました。その中から魅力的に感じた3物件をピックアップ。「こう使ったら楽しそう」など、現場で浮かんだ暮らし方のイメージも交えながら紹介を行いました。ここで取り上げた物件の情報は、サイトにも掲載しています。
今回このエリアに注目して、面白い物件が数多く眠っていることを改めて感じました。今後も積極的に足を運びたいと思います。

商店街の方から建築家、不動産業者、学生まで、さまざまな年代、業種の方にお集まりいただきました。

そのほかにもスタジオジブリの映画『かぐや姫の物語』の主題歌を歌う二階堂和美さんのトーク&コンサートを楽しむ「バライロ音楽祭」や、リリー・フランキーさんと鹿児島出身の川辺ヒロシさん(TOKYO NO.1 SOUL SET)、坂口修一郎さん(Double Famous)によるトークライブ、商店街の既存店舗を巡るスタンプラリーなどさまざまな催しが用意された「BARAIROフェスティバルかのや」。2日間で1万5000人以上が来場したそうです。

このイベントに参加して感じたのは、のんびりとしていて心地よい街の空気感と、そこに隠された魅力、暮らす人たちの温かさ、そして「街をこの先どうするのか、考えようよ」という想いの強さ。主催者だけでなく、空き店舗を提供したオーナーや運営の一員として参加した既存商店にとっても、街づくりを「自分ごと」と捉えるきっかけになっているよう。回を増すごとに進化するこのイベントは、街の再生の起爆剤となるはずです。

空き物件の活用法、街めぐりでエリアの雰囲気を感じ取ってもらう仕組み、そこに暮らす人を巻き込むことで生まれる一体感。この2日間には、私たちが拾うべきヒントが散りばめられていました。お越しくださったみなさん、運営のみなさん、本当にありがとうございました!

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