更 新 情 報

全国のR不動産の最新情報


新着情報



グループサイト・更新情報



>>HEADLINEを見る



column 2017.9.15
 
real local
みんなでひとつのテーブルを創る
壬生勇輔(鹿児島R不動産/Nuff Craft 株式会社)
 

D&DEPARTMENT PROJECTが東京・渋谷のd47 MUSEUMで開催中の「NIPPONの47人 2017」展(〜10/9)をreal localが独自の取材で深堀りします! 地域のライターが、地元の出展者を取材するスタイル。こちらは鹿児島のライターによる「ONE KILN CERAMICS」城戸(きど)雄介さんへのインタビューです。

d47 MUSEUM「NIPPONの47人 2017 これからの暮らしかた – Off-Grid Life –」のサイトはこちら

仲間を招いて新作発表会を兼ねた食事会の風景。(写真:コセリエ)

城戸雄介さんは、有田焼(佐賀県)の窯元で修業をした後に、故郷の鹿児島へ戻り2008年に陶器ブランドの「ONE KILN(ワンキルン)」を立ち上げた。
ONE KILNとは、「ただひとつの窯」という意味を持っている。

「ONE KILN」城戸雄介さん。

ブランドの立ち上げ当初、オリジナルの物を作るぞという強い思いがあったという。
そして生まれた、桜島の火山灰を使った磁器の「ASH(アッシュ)シリーズ」。
火山灰(ASH)と鉱物を独自に調合した釉薬を使用している。
それにより、使い込まれた鉄のような質感が生まれた。
他に類を見ない、ONE KILNの代表作となった。

ONE KILNの代表作となったASHシリーズ。盛りつけられているは鹿児島の郷土料理。

ONE KILNの新作発表会は、いわゆる展示会とは異なる。
仲間を招いて、TABLEs(テーブルス)という活動を通して食事会を開催している。

質の高い料理は好評で、鹿児島の郷土料理のイベントを開催して欲しいという依頼が舞い込んだ。

地元で獲れた肉や魚や野菜、地元で作られた醤油や塩などの調味料。
それらを使って作られる料理を乗せるのに相応しい器について考えていたときに、自分の中で焼き物の定義が変わったという。

「器は料理を乗せる道具でしかないし、それだけで完結するものではない。食卓があり、料理があり、それを囲む人たちが居て、初めて成立するのではないか?

テーブルを飾るには、料理人の力が必要だし、生産者の力も必要だ。さまざまな人と関わりながら、テーブルは“創られる”。

その空間に人が集まっていないとダメで、家族や友人が食事を介して、楽しい時間を共有することが重要だと考えるようになった」

南さつま市に住む友人の畑から粘土層が出てきた。直ぐに土を掘り行った。

そこから「CULTIVATE(カルチベイト)」シリーズが生まれる。
CULTIVATEとは、「耕す」という意味がある。

「いろんな人との関係性を大事にしたい。
まず、南さつま市に住む農家の友人の畑にある粘土層の土を使うことにした。
そこで取れた土を使って、自分が器をつくり、同じく鹿児島の知人の料理人がつくる料理を乗せて、そこに食卓ができあがる。ただひとつの食卓」

仲間を招いて新作発表会を兼ねた食事会の風景。会場は浜辺だったそうだ。

ちなみに、器をひっくり返した裏面には、土の産地の緯度と経度を刻印してある。調べるとどこの場所かわかる仕掛けになっている。

CULTIVATEシリーズでは、毎回、産地と原料を器の裏面に刻印している。

自分の作品を創る、から、みんなでひとつのテーブルを創る、へ意識が変わったと城戸さんは語ってくれた。

(写真:磯畑弘樹)

屋号:ONE KILN
URL:http://onekiln.jp
住所:鹿児島県鹿児島市明和1-18-3
備考:
※アトリエ見学や訪問は以下のメールアドレスより事前予約をお願いします。
info@onekiln.jp

※TABLEsへのお問い合わせは以下のメールアドレスよりお願いします。
info@onekiln.jp
<ONE KILNの主な取扱店>
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA
GOOD NEIGHBORs
BONDO
threetone
cotogoto

連載記事一覧
 
おすすめコラム
 
カテゴリホーム
コラムカテゴリー
 
特徴 フリーワード
フリーワード検索
関連サービス
 
メールサービス
 
SNS
 
関連コンテンツ
 
reallocal鹿児島
R不動産の本
 
公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産の
プロジェクトスタディ

公民連携のしくみとデザイン




公共R不動産のプロジェクトスタディ

CREATIVE LOCAL
エリアリノベーション海外編

衰退の先のクリエイティブな風景




団地のはなし 〜彼女と団地の8つの物語〜

団地のはなし
〜彼女と団地の8つの物語〜

今を時めく女性たちが描く




エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ

エリアリノベーション:
変化の構造とローカライズ

新たなエリア形成手法を探る




PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた

PUBLIC DESIGN
新しい公共空間のつくりかた

資本主義の新しい姿を見つける




[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。

[団地を楽しむ教科書]
暮らしと。

求めていた風景がここにあった




全国のR不動産

全国のR不動産:面白く
ローカルに住むためのガイド

住み方も働き方ももっと自由に




RePUBLIC 公共空間のリノベーション

RePUBLIC
公共空間のリノベーション

退屈な空間をわくわくする場所に






toolbox 家を編集するために

家づくりのアイデアカタログ






団地に住もう! 東京R不動産

団地の今と未来を楽しむヒント






だから、僕らはこの働き方を選
んだ 東京R不動産のフリーエー
ジェント・スタイル






都市をリノベーション

再生の鍵となる3つの手法






東京R不動産(文庫版)

物件と人が生み出すストーリー






東京R不動産2
(realtokyoestate)

7年分のエピソードを凝縮






「新しい郊外」の家
(RELAX REAL ESTATE LIBRARY)

房総の海辺で二拠点居住実験






東京R不動産

物件と人が生み出すストーリー






POST‐OFFICE―
ワークスペース改造計画

働き方の既成概念を変える本