はらら温泉『僕が入りたくなる温泉を探す旅001』
温泉の魅力というものがよくわからない。理由は、潔癖気味の自分にとって、公衆浴場という施設に足を踏み入れる事態が、なかなか勇気のいる行為だからだ。どんなに泉質が優れて効能があろうとも、絶景の有名な露天風呂であろうとも、風呂上がりのコーヒー牛乳が旨かろうとも、色んなことが気になってしまい、入りたいと思えないのである。本サイト編集長に、「温泉の記事、書かないの?」、「どこの温泉がいいの?」と定期的に聞かれていたけど、いつも上手に流していた。しかし、とうとう限界がきてしまった。温泉記事について消極的な態度が許せないようだ。なので、僕が入りたくなる温泉を探してきますと言って、その場を切り抜けた。
正直、良い温泉の基準がわからないので、身近な人がおススメする温泉へ行ってみようと思う。ちなみに、鹿児島は、温泉施設が多く、銭湯のような外観であっても、温泉が湧き出ている。県民の多くは、温泉好きで、車にお風呂セットを積んでいる人も少なくない。生活の一部に温泉があると言いたくなるほどである。
創業63年のはらら温泉。地元の人にずっと愛されている。ライフスタイルショップNuffのよこやんに聞いた、「はらら温泉」へ行ってきた。 よこやんは、僕が家具を買う時に真っ先に相談へ行くショップの店長だ。
昭和29年に創業した、はらら温泉。鹿児島中央駅より車で10分ほど。朝の6時から、夜は22時まで営業している。(※6月から10月の平日は12時から15時まで営業)インターネットで「鹿児島市 温泉 日帰り」などで検索しても、見つけるのは至難の業で、地元の人以外はほとんど来ない。静かにお湯に浸りたい人におススメとのことだ。
玄関から男女が分かれている。
入浴料金は大人390円、中人150円、小人80円。玄関から男女が分かれていて、扉を開けて入ったら、番台にておかみさんに入浴料金を支払う。ロッカーに扉はあるが、カギが無いので、貴重品の管理には注意しよう。
外観だけでなく、内観も銭湯と変わらぬ様子である。泉質は、単純泉で、弱アルカリ性の源泉掛け流し。無色透明のきれいなお湯は、わずかに塩分を感じるサラッとした浴感とのことだ。
効能は、神経痛、筋肉痛、肩こり、腰痛、関節症、疲労、ストレス回復などがある。
源泉だと高温の為、少し加水をしているとのことだ。
浴槽は4つに分かれて、通常の温泉の他に、低周波浴、水風呂、ジャグジーがある。男湯のみサウナも楽しめるらしい。
蛇口をひねると温泉が出てくるのだ。よこやんは、はらら温泉から自宅が近いこともあり、寒い時期は、温泉に浸かって、体の芯を温めてから通勤していたりするらしい。今の時期は、日曜日の仕事帰りに立ち寄るのだとか。風呂上がりに、キンキンに冷えたビールを飲むのがいいんだよねと話していたのを、パンツ一丁のおっさんを見て思い出した。
名称:はらら温泉
業種:温泉施設
住所:鹿児島県鹿児島市原良4丁目2-7
TEL:099-253-9789
料金:大人390円、小学生150円、6歳未満80円。
営業時間:6:00~22:00
※ 6月〜10月の平日は12:00~15:00
定休日:第1、3水曜日